ドメインパワーとSEOの関係性とは?調べ方や上げ方も解説

ドメインパワーとSEOの関係性とは?調べ方や上げ方も解説 SEO

ドメインパワーは、検索エンジンから受けているサイトの評価を数値化したものです。

ドメインパワーが強ければ強いほどサイトの信頼性が高いとされ、結果としてSEO対策に良い影響をもたらします。

この記事では、ドメインパワーの上げ方やおすすめのSEOツールなどを詳しく解説します。

そもそもドメインとは?

そもそもドメインとは?

ドメインとは、「インターネット上の住所」のようなものであり、URLに使用されている「〇〇.com」の部分を指します。

ウェブサイトの情報がどこのサーバーに格納されているか、インターネットを通して識別するために用いられています。

ドメインは、まだ使用されていない文字列であれば自由に取得することが可能です。

ドメイン自体にはSEOへの影響はない

新規に取得したドメインであれば、どのような文字列であってもSEO対策には影響しません。

Googleも、ユーザーにとって分かりやすいサイトの内容やブランド名などを簡潔に示したドメインを使用することを推奨しています。

一方で、「ドメインパワー」は検索順位との関連性が高いと言われています。

ドメインパワーはウェブサイトではなく、ドメインに対して与えられる評価です。良質な被リンクを集めたり、サイテーションを獲得したりするなど、効果的にサイトを運用することで強化されていき、ドメインそのものの価値が向上していきます。

そのため、ドメインパワーの数値が高いサイトは、上位表示されやすい傾向にあります。

逆に言えば、上位表示されているサイトであっても、ドメインを変更するとドメインパワーは「0」になってしまいます。

検索エンジンから得られていたサイトへの信頼性がリセットされるということなので、検索順位に悪影響を与える可能性があります。

そのため、運営中のサイトのドメインを途中で変更することは極力控えたほうが良いでしょう。

ドメインパワーとSEOの関係性

ドメインパワーとSEOの関係性

ここでは、ドメインパワーを上げることで、SEO対策にどのような影響を与えるかを解説します。

コンテンツが検索上位に掲載されやすくなる

ドメインパワーが高いと、ウェブサイトが検索上位に表示されやすくなります。

ドメインパワーは、主に良質な被リンクやサイテーションの獲得により向上していき、いずれもたくさん獲得していくには、良質なコンテンツの発信が不可欠です。

そのため、ドメインパワーが高いサイトは、それだけで「信頼性の高い有益なサイト」と検索エンジンから認識されやすくなり、良質なコンテンツをユーザーに届けることを目的としたGoogleの検索エンジンにおいて上位表示されやすくなります。

しかし、ドメインパワーはGoogleの公式指標ではなく、検索エンジンからの評価に関わっていそうな要素を数値化したものにすぎません。

ドメインパワーのみで順位が決まっているわけではないため、コンテンツの独自性や品質、情報の新鮮さなどさまざまな要素が検索順位には関わっていることも理解しておきましょう。

検索エンジンによるインデックスが早くなる

ドメインパワーが高いサイトは、検索エンジンにインデックスされるスピードが早くなります。

インデックスとは、Googleの検索ロボット(クローラー)が見つけてきたページを検索エンジンのデーターベースに保存して使えるようにすることです。

検索結果にウェブサイトを表示するためには、まずはクローラーにページを巡回してもらい、インデックスしてもらう必要があります。

クローラーは、ドメインパワーの高いサイトを頻繁に巡回するため、ドメインパワーが強くなるにつれて、新しく公開したページがインデックスされる速度が上がっていきます。

一方で、ドメインパワーが弱いサイトはクローラーの巡回頻度が低いため、コンテンツが検索結果に表示されるまでにある程度の時間を要すケースが多いです。

ドメインパワーの調べ方

ドメインパワーの調べ方

ドメインパワーの調査には、SEOツールを使用しましょう。

本格的なツールには有料のものが多いですが、無料でも高い精度でドメインパワーの分析が行えるものも存在します。

ここでは、おすすめのSEOツールを4つ紹介します。

【無料】パワーランクチェックツール

【無料】パワーランクチェックツール

パワーランクチェックツールは、無料で使えるドメインパワーのチェックツールです。

ドメインパワーはもちろんのこと、ドメインの価値やキーワードごとのドメインパワー、ドメイン年齢や被リンクされているサイトの品質なども確認できます。

それぞれの項目を数値化してくれるだけでなく、グラフでも表示してくれるため、初心者にもおすすめなチェックツールです。

【無料】MOZ(モズ)

【無料】MOZ(モズ)"

MOZは、2004年に設立されたアメリカの企業が提供しているSEOツールです。

ドメインパワーを数値化して表示してくれるのはもちろん、被リンクの調査を中心に、ドメインパワーを確認するための便利な項目が多数そろっています。

ドメインパワーは、「ドメインオーソリティ」という指標で確認でき、調査したいサイトのURLを入力するだけで簡単に調べることができます。

また、MOZにはキーワード選定やキーワードの難易度、スパム調査など、SEO対策を行ううえで役に立つツールが搭載されています。

ドメインパワーのチェックだけでなく、アクセス解析や戦略設計までワンストップで対応できるツールです。

【有料】Majestic SEO(マジェスティックSEO)

【有料】Majestic SEO(マジェスティックSEO)

Majestic SEOは、被リンクの調査に特化したSEOツールです。外部被リンク数のチェックはもちろん、被リンクされているサイトのドメインやサイテーションの状況も調査できます。

また、被リンクの品質を表す「トラストフロー」や、サイトの影響力を表す「サイテーションフロー」といったMajestic SEO独自の評価指標があります。

さらに、同一カテゴリーのウェブサイトと比較した際の影響力を表す「トロピカルトラストフロー」や、ページ単位でのコンテンツの影響力を示す「フローメトリックスコア」などもあるため、競合サイトの分析を行いながら、より細やかな調査が可能です。

【無料】Ubersuggest (ウーバーサジェスト)

【無料】Ubersuggest (ウーバーサジェスト)

Ubersuggestは、無料で利用できるSEO対策ツールです。検索窓に調べたいサイトのURLを入力すれば、簡単に被リンク状況やドメインパワーを調べることができます。

コンテンツごとの流入数や検索ボリューム、対策すべきキーワードの抽出など、コンテンツ作成を行ううえで必要なツールがそろっています。

また、 有料版にアップグレードすれば、より詳細なアクセス解析データを確認できるようになります。

利用できる機能が増えるので、無料版を試して気に入った人は有料版に登録するのもおすすめです。

【有料】Ahrefs(エイチレフス)

【有料】Ahrefs(エイチレフス

Ahrefsは、世界最大級の被リンクデータ量を持つSEOチェックツールで、CEOが独自開発した検索エンジンが元になっています。

公式サイトでは「2022年6月時点で4020億のページURLを網羅しており、26.9兆もの圧倒的な被リンクデータを保有している」と明記されていることから、被リンク調査に圧倒的な強みと自信を持っていることが分かります。

「ドメイン評価(DR)」という指標で、0〜100の数字でドメインを評価しており、DRの数値が高いほどドメインパワーが高いということが確認できるようになっています。

また、 ほかのサイトの調査も高い精度で行うことができるため、競合サイトのドメインパワーを確認したうえで、自サイトのドメインパワーの目標設定を行うことも可能です。

Ahrefsは有料ですが、「ウェブサイトオーソリティチェッカー」という無料で使えるツールもあります。

簡易的なツールですが、DRや被リンク数、リンク先サイトの数を確認できるため、お試しで使ってみてはいかがでしょうか。

ドメインパワーの上げ方

ドメインパワーの上げ方

ドメインパワーを向上させる方法は、「ユーザーファーストの良質なコンテンツを継続して発信すること」や「良質な被リンクやサイテーションを獲得すること」などが挙げられます。

ここでは、それぞれについて詳しく解説していきます。

質の高いコンテンツを制作する

Googleは、ユーザーにとって有益な情報を提供する質の高いコンテンツを検索上位に表示する傾向があります。

そのため、質の高いコンテンツを制作することで、Googleから高い評価を得られます。

良質なコンテンツを作成する方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:SEOライティングとは?9つのコツと注意点を解説

質の良い被リンク・サイテーションを獲得する

良質な被リンクとサイテーションの獲得は、ドメインパワーを向上させるための最も基本的な方法です。

被リンクとサイテーションの概要は、次の通りです。

被リンク 自サイトのページへのリンクが他サイトに貼られること
サイテーション 屋号、企業名、サイト名、ブランド名、住所、電話番号などがウェブ上で言及されること

URLがリンクされないと獲得したことにならない被リンク対して、サイテーションは言及されるだけで獲得したことになります。

被リンクとサイテーションについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

関連記事:SEOの外部対策をしよう!内部対策との違いやおすすめツールを紹介
関連記事:被リンクとは?SEOへの効果とページの評価が下がるNG例を紹介

定期的にコンテンツを増やす

定期的にコンテンツの作成を行い、ウェブサイト全体のページ数を増やせばドメインパワーを向上させることができます。

しかし、低品質なコンテンツを闇雲に増やしてもドメインパワーを上げることにつなげるのは難しいでしょう。

そのため、サイトのテーマに関連した内容かつ高品質なコンテンツを制作するように意識しましょう。

また、ページ数が増えればウェブサイトへの入り口が増えてアクセス数の増加も見込め、さらにドメインパワーを向上させることができます。

サイトを長く運営する

サイトの運営期間が長くなれば、ドメインパワーの向上が見込めます。

ドメインパワーとは別に、ドメインの年齢を表す「ドメイン年齢」と呼ばれるものがあります。ドメイン年齢が長くなるほど、検索エンジンからの評価が受けやすい傾向にあるのです。

しかし、ドメインを取得しただけで放置していてもドメインパワーは上がりません。ウェブサイトを制作して定期的に良質なコンテンツを追加し、更新作業を長期に渡って行っていけば徐々にドメインパワーが上がっていくでしょう。

ドメインパワーを強化してSEO効果を上げよう

ドメインパワーを強化してSEO効果を上げよう

ドメインパワーが強くなれば、検索エンジンから評価を受けやすくなり、検索順位の向上に良い影響を与えてくれます。

SEOツールを使って自サイトの状況を確認しながら戦略を立て、ユーザーファーストの高品質なコンテンツを定期的に発信する、良質な被リンクやサイテーションを獲得する、長期に渡ってサイトを運営していく、などを意識してドメインパワーを上げていきましょう。

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